給湯器に入浴剤が詰まる原因と故障を防ぐための対処法

- 登録日：2023.04.12
- 更新日：2023.06.23

給湯器によっては入浴剤を使うと詰まりが生じて、トラブルが引き起こされることもあります。このページでは、給湯器に入浴剤が詰まる原因と、詰まりによりトラブルが生じたときの対処法について解説しています。

給湯器に入浴剤が詰まる原因

追い焚き機能つきのエコキュートでは、入浴剤を使えない可能性があります。追い焚き機能つきエコキュートは本体の仕様としてお湯を循環させるため、入浴剤の成分によっては追い焚き配管で目詰まりが起こる可能性があるためです。

すべての入浴剤が使えないわけではありませんが、特に白濁するタイプの入浴剤は目詰りしやすいため、追い焚き機能付きのエコキュートでは使用を控えたほうが良いでしょう。

エコキュートではなくガス給湯器でも、追い焚き機能付きであれば泡タイプ・炭酸タイプの入浴剤で詰まりが起こることがあります。また花びらやおもちゃなどが含まれている入浴剤でも同様です。

これらの入浴剤を追い焚き機能つきのガス給湯器で使うと、フィルターや配管部分で詰まりが生じる可能性があります。詰まりが生じると追い焚き機能が利用できなくなることもあるので、使用する入浴剤の種類に注意してください。

給湯器に入浴剤が詰まった場合は、まず詰まりが判明した時点ですぐに入浴剤の使用を控えてください。追い焚き機能が使えなくなった、異音が聞こえるようになったなどの症状が見られる場合は、入浴剤が原因で詰まりが起こっているのかもしれません。

給湯器の詰まりが解消されないようであれば、修理業者に給湯器の修理を依頼しましょう。給湯器で詰まりが起こると追い焚き機能が使えなくなるだけでなく、お湯の温度が上がりにくくなったり、異音が聞こえるようになったり、水漏れするようになったりとさまざまなトラブルが生じます。

これまでのように正常に給湯器を使用し続けるためには、修理業者に依頼して修理をしてもらうか、給湯器本体を交換してもらうかなどの処置が必要です。

ちなみに入浴剤の使用が禁止されている給湯器において入浴剤を使用した場合、保証期間が残っていてもメーカーの保証対象外となることがあります。もしメーカーの保証が受けられないようでしたら、修理業者に依頼するのが最善の選択だと言えるでしょう。

給湯器で入浴剤を使用する場合は、追い焚きのスイッチを切っておけば詰まりが起こりにくくなります。また給湯器ごとに使える入浴剤の種類を把握しておき、入浴剤の種類を選ぶことも大切でしょう。

もし追い焚き機能付きの給湯器で入浴剤を使用する場合は給湯器を使った後、毎日ケアをしてあげましょう。お風呂に入った後は浴槽を洗い、フィルターや貯湯タンクを清掃するときれいになります。歯ブラシなどを使って細かな部分もきれいに清掃するとさらに効果的です。

とくにエコキュートはふろアダプターのフィルターを定期的に掃除することと、半年に1回を目安に配管の掃除をすることで給湯器本体の寿命も延ばせます。

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