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「ガス床暖房が急に温まらなくなった」「リモコンにエラーが出ている」。そんな時、床下の故障を疑う方が多いですが、実は原因の多くは屋外にある「給湯器(熱源機)」の不具合や寿命にあります。
ガス床暖房自体(床下のパネルや配管)の寿命は30年以上と非常に長い一方で、お湯を作る給湯器の寿命は約10年程度だからです。
このページでは、ガス床暖房のトラブルが「給湯器」にあるのか「床下」にあるのかを見極める方法と、それぞれの原因に応じた対処法、交換費用の目安について詳しく解説します。
不具合の原因がどこにあるかで、修理の依頼先や費用が大きく変わります。まずは以下のポイントを確認してみましょう。
ガス床暖房を使用している場合、一般的な給湯器ではなく、暖房機能がついた「暖房給湯器(熱源機)」が設置されています。この機器のトラブルが床暖房の不調に直結します。
床下の温水マットは30年以上持ちますが、お湯を作る熱源機(給湯器)の寿命は設計上10年です。設置から10年以上経過している場合、ポンプの故障や基盤の不具合により、お湯を循環させる力が弱まり「温まらない」という症状が出ることがあります。
床暖房は、温水マットの中に「循環液(不凍液)」を循環させて部屋を温めます。この液体は密閉されていますが、長期間使用していると少しずつ蒸発して減ってしまいます。
液が不足すると給湯器が停止し、エラーが表示されます。この場合は、業者に依頼して循環液を補充・交換することで直るケースが多いです。
冬場の極端に寒い日などに、給湯器内部の配管に残った水が凍結し、破損してしまうことがあります。凍結により配管が破裂すると、水漏れが発生し、床暖房が使用できなくなります。
給湯器は正常に動いているのに温まらない、または水漏れしている場合は、床下(温水マットや配管)に物理的なダメージがある可能性があります。
リフォームやDIYで床に釘やビスを打った際に、誤って床下の温水パイプを貫通させてしまうケースです。また、ピアノなどの極端に重量のある家具を置いたことで、長期間の負荷により配管が損傷することもあります。
長期間(数ヶ月〜数年)床暖房を使用せずに放置すると、循環液の質が変化したり、微生物が繁殖してヘドロ状になったりすることがあります。これが配管を詰まらせ、お湯が流れなくなる原因となります。
原因がある程度特定できたら、適切な対処を行いましょう。修理か交換かの判断基準は「使用年数」が鍵となります。
給湯器(熱源機)の設置から10年以内の場合、メーカー保証や部品交換で直る可能性が高いです。エラーコードを確認し、メーカーや施工店に修理を依頼しましょう。
10年以上経過している場合、給湯器の寿命です。修理しても別の場所がすぐに壊れる可能性が高いため、暖房給湯器(熱源機)本体の交換が推奨されます。この際、床を剥がす必要はなく、外の機械を交換するだけで床暖房も復活します。
ガス床暖房に対応した給湯器(熱源機)の交換費用は、一般的な給湯器よりも高額になります。
| 工事内容 | 費用相場(工事費込) |
|---|---|
| 暖房機能付給湯器の交換 (オート/フルオート 24号など) |
20万円 〜 45万円 |
| 熱源機のみの交換 (お風呂の給湯機能がないタイプ) |
10万円 〜 20万円 |
| 床暖房マットの修理・交換 (床の張り替え工事含む) |
6畳あたり 30万円〜 ※範囲や床材により大きく変動 |
ガス床暖房が故障した際、「床を全部剥がして工事しないといけないの?」と不安になる方が多いですが、実際は外にある給湯器(熱源機)を交換するだけで解決するケースが大半です。
特に10年以上使用している場合は、給湯器の寿命である可能性が非常に高いです。まずは専門業者に見積もりを依頼し、循環液の補充で済むのか、機器の交換が必要なのかを診断してもらいましょう。
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