給湯器の基盤が故障する原因と対処法

- 登録日：2023.04.12

給湯器が故障する原因のひとつとなるのが基盤の故障です。このページでは給湯器の基盤が故障する原因と、故障した際の症状や対処法について解説します。

給湯器の基盤が故障する原因

給湯器の基盤は、ホコリの蓄積と湿気の影響によりショートしやすい箇所です。給湯器を長く使っていて掃除をしていないと、内部に長年にわたるホコリが溜まりがちとなります。そしてそのホコリに湿気が含まれると、水分により基盤でショートがおこる可能性が高まるのです。

経年劣化により基盤が故障することもあります。給湯器の寿命は一般的に10年と言われており、法的にも耐用年数が15年とされているため、10年ほど使用し続けた給湯器は寿命に近づいている状態です。もし電装基板が黄色や茶色に変色している場合は、経年劣化による寿命が訪れたと判断してよいでしょう。

ホコリが溜まっていなくても、経年劣化していなくても、落雷により給湯器の基盤が故障する可能性も考えられます。ただ基盤が落雷により故障したか見た目で判断することは難しいのが現実です。

給湯器の基盤が故障したと考えられるなら、まずはエラーコードを確認しましょう。基盤でエラーが起きている場合は「E710」か「E71」のいずれかのエラーが表示されます。

給湯器に「E710」か「E71」のエラーコードが表示されていたら、修理会社に修理を依頼しましょう。この2つのエラーは自然に復旧する可能性は低く、修理が必要となることが多いためです。もしその後に給湯器が問題なく使えるようになったとしても、エラーは再発することが多いでしょう。

給湯器を設置したばかりなら修理でも良いですが、設置から10年以上経っているなど使用期間が長いなら、修理よリも交換を検討されることをおすすめします。その理由は、10年以上経過した給湯器は寿命が訪れていて、修理をしても再度故障する可能性が高いためです。

10年も経てばメーカーによる保証も切れているでしょう。再度故障したらまた修理費用がかかってしまうので、新たな給湯器に交換したほうが経済的な負担が軽くなります。

基盤は給湯器の頭脳とも言え、各種機能を制御するプログラムが書き込まれています。そのため基盤が故障するとお湯が出なくなる症状が頻繁に見られます。

エコキュートの基盤が故障した場合、お湯が出なくなるのではなく、反対にお湯が止まらなくなる症状が見られることもあります。もし同時にエラーコードが表示されているなら、給湯器の基盤が故障した可能性が高いと考えられます。

給湯器の基盤が故障すると、給湯器の機能が全く使えなくなることもあります。各機能ではなく給湯器が全く使えなくなった場合は、基盤の故障を疑ってみてください。

ピックアップ関連記事