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普段は正常に運転している給湯器が、大雨の日に限り調子が悪くなるというケースがあります。ここでは、大雨の日に給湯器の調子が悪い原因と対処法について解説します。
2000年代以降に製造された給湯器は水が入りにくい構造となっているため、大雨が直接的な原因となる不具合は少なくなっています。ほかに考えられる原因をみていきましょう。
給湯器を一度でも開けて内部の確認をしたことがある場合は、カバーがきちんと閉まっているか確認をしましょう。ビスが緩んでいることやカバーがきちんと閉められていないためパッキンが機能していないなどの理由で、雨水が入り込む隙間ができます。水や湿気が給湯器内部の燃焼機器に悪影響を及ぼすことで、給湯器の不具合をひき起こします。
給湯器に物理的な傷や破損個所がないか確認しましょう。上記と同様、傷や破損個所に穴や隙間ができることで雨水が侵入し、給湯器の不具合をひき起こします。
大雨の日に起こる給湯器の不具合の原因として、給湯器に取り付けられている排気口があげられます。
給湯器本体は水の侵入を防ぐ構造となっていますが、排気口から雨水が浸入するケースがあります。大雨や暴風雨などで、雨水が横や下から入り込むことが不具合の原因です。
豪雨により、給湯器内部に湿気が溜まることがあります。湿気が溜まることで内部の燃焼機器が正常に作動しなくなり、お湯が出ないなどの不具合が生じます。
給湯器内部の変化、あるいは腐食が原因となるケースがあります。見た目に傷や破損がない場合、経年劣化によるものと考えられるでしょう。
給湯器内部の燃焼機器が劣化していると、湿気や水の影響で上手く点火できず給湯器が正常に作動しません。
次に、大雨の日に給湯器の調子が悪い場合の対処法をみていきましょう。
給湯器を雨や湿気から保護するための対処法として、屋根の設置がおすすめです。水に強いトタンやブルーシートを使うとよいでしょう。
とくに、給湯器に傷や穴が開いている場合は、応急処置として有効です。このような破損がみられる場合は一時的な処置となるため、早めに専門業者へも問い合わせるようにしましょう。
大雨や暴風雨の際は、排気口からの雨水浸入も防ぐ必要があります。屋根の設置にくわえて、排気カバーの設置もおすすめです。
ただし、排気がこもると大事故につながりかねません。必ず排気がこもらない仕様のものを設置しましょう。
給湯器の下に土がある場合は、給湯器下部に水除けを設置するとよいでしょう。雨の日に土が濡れ給湯器に水が跳ねる、さらには土からの湿気を防ぐ役割があります。
給湯器が地面と近い位置に設置してある場合は、地面から離すことも有効です。雨の日に地面からの水跳ねを防ぎ、給湯器への水の浸入を減らせるためです。
前述のとおり、2000年代以降の給湯器は水が入りにくい構造となっています。雨の日に限って給湯器の調子が悪くなるということは、給湯器内部に何らかのトラブルが起きている証拠です。水漏れやガス関連による不具合の可能性もあるので、速やかに専門業者へ依頼しましょう。