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このページでは、給湯器の歴史や現状などについて解説しています。
今は定番の住宅機器となった給湯器ではありますが、これまでにどのような歴史をたどってきたのでしょうか。給湯器の歴史から解説します。
日本では昔から薪・石炭などでお湯を沸かしていました。その後、ガス・石油へと移り変わり、給湯器の需要が拡大したのは、戦後の混乱が収まった頃とされています。
1965年には「バラ釜」の呼び名でも知られる「バランス型風呂釜」が登場しました。
この頃、台所で浸透してきたのが小型の給湯器です。小型の給湯器は当時高価だった湯沸し器と比較して検討しやすく、少しずつ日本の家庭に普及していきました。
小型タイプの給湯器から、徐々に中型のセントラル給湯が主流になっていきます。これは、お風呂でのシャワーのニーズが高まったことによるものです。
セントラル給湯の中には簡易なハンドシャワーがついているものもあり、給湯機能と風呂機能が一つになっていきました。
1980年以降、急速に開発が進んでいったのが、お風呂の自動化です。差し湯や追い焚きのほか、お湯はり機能などが搭載されたコンパクトガス給湯器が登場したのもこのあたりです。
現在では珍しくなくなった定量給湯による自動ストップ化機能も1980年以降に登場しています。
2000年代に入ってからは多くの方の環境意識が高まり、給湯器においても省エネに注目する方が増えました。エコキュートやエコジョーズ、電気とガスの力を合わせたハイブリッド給湯器などのほか、ガスから取り出した水素と空気中の酸素と化学変化によって発電するエネファームも普及を始めます。
現在も省エネにこだわって開発された製品が主流です。
現状として問題となっているのが、給湯器不足の問題です。これにはいくつかの理由があります。
まず、新型コロナウイルスの流行拡大によるロックダウンで、給湯器の部品を製造していた工場がストップしてしまった問題です。
日本の給湯器メーカーの中には海外の工場で部品を作っていたところも多く、大きな影響を受ける結果となってしまいました。
現在はロックダウンもとけて各工場が再開していますが、納品は遅れている傾向がみられます。
それから、半導体が不足している問題も影響しています。
給湯器にも半導体が使われており、十分な数の給湯器が作れません。この半導体が不足している背景にあるのも、新型コロナウイルスの流行拡大です。
思うように外に出られない状況が続いたこともあり、PCやスマホの他、ゲームなど半導体を使う機器の需要が著しく伸びました。ですが、半導体の需要が増えてもすぐに大きな問題にはなりませんでした。新型コロナウイルスが拡大し始めたばかりの時期は同じく半導体を使う車の需要が落ち込んでいたこともあり、需要と供給のバランスが取れていたからです。
ですが、車の需要が徐々に回復し、需要に対して供給が追い付かない状態となっています。
給湯器が壊れたとしてもなかなか目的の製品が購入できない状況が続いていました。
ですが、こういった状況は少しずつ解消しています。商品によってはまだ納品できないものもありますが、徐々に以前の在庫情報を取り戻している状況です。
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