給湯器の配管カバーを設置するメリットとは

- 登録日：2023.04.12

給湯器の配管には「配管カバー」が設置されることがあります。しかし配管カバーは必要なのか、なにかメリットがあるのかと疑問に思われたことはありませんか？この記事では給湯器の配管カバーを設置するメリットと必要性について解説します。

配管カバーは必須というわけではない

給湯器に配管カバーがつけられることは珍しくありませんが、配管カバーの設置は必須ではありません。法令では設置が義務付けられておらず、もし希望すれば配管カバーなしで給湯器を設置することも可能です。

実際に屋内設置型で雨風による影響を受けにくい給湯器や、集合住宅のパイプスペース内に設置される給湯器の場合は、配管カバーが設置されないこともあります。配管カバーが設置されるケースは多いものの義務ではなく、以上のようにカバーなしの配管も可能です。

配管カバーは給湯器設置に必ず必要なものではありませんが、設置することで得られるメリットもあります。配管カバーの必要性について疑問に思われている方は、次のようなメリットを知って、自宅で設置するべきかどうか検討してみてください。

給湯器の配管カバーを設置する第一の目的は、配管の劣化を予防することです。雨風やホコリ、紫外線などで配管が劣化すると給湯効率が下がったり、凍結による損傷が現れたりすることがあるため、配管を守る意味で設置されます。

配管カバーが設置された給湯器は損傷を受ける可能性が低く、寿命が長くなるかもしれません。

配管カバーは給湯器の安全性を確保するためにも役立ちます。給湯器には多くの電子的な部品が接続されている上に、使用するガスの量が多いと配管も熱くなるものです。

子どもやペットがいるご家庭では、誤って給湯器の配管に触れてやけどや感電の被害にあうことも考えられます。配管カバーがあると配管に触れられなくなり安全性が高まるはずです。

また配管がむき出しにならないことで、近所の子どもなどからいたずらをされる可能性も低くなります。配管カバーは給湯器に触れる危険性をなくすだけでなく、配管への安全性も確保するものです。

配管カバーは実利があるとともに、外観を良くするというメリットもあります。配管がむき出しになっていると見苦しいものですが、カバーを設置すれば見た目がスマートでスッキリとするので、住宅のデザインにも影響を与えません。

給湯器の配管カバーはオプションとなるため、設置には費用がかかります。配管カバー本体の価格は5,000～10,000円程度が目安となりますが、設置費用が5,000円ほどかかることを考えて予算を組んでください。

給湯器の配管カバーの価格はメーカーや機種により変わります。中には配管カバーの設置費用がかからない業者もあるので、配管カバーの必要性と予算に応じて設置を考えてみてください。

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